観音院からの発信

二つの太陽の拝観式とご開帳

お彼岸が近づいてまいりました。お彼岸の入りは3月17日(金)で、お彼岸のお中日は3月20日(月)で国民の祝日でもある「春分の日」に当たります。そして、お彼岸の明けは3月23日(木)になります。このようにお中日を中心として前後3日間を含めた一週間をお彼岸といっております。
 彼岸の名称は仏典の「波羅密多(パーラミター)」というサンスクリット語を漢訳した「到彼岸」という語に由来しています。私たちの生かされている現実の生死の迷いの世界を「此の岸」(此岸:しがん)といい、煩悩を解脱して生死を超越した理想の涅槃(ねはん)さとりの世界である「彼の岸」(彼岸:ひがん)へ到るという意味になります。(詳しいこと解説書などを参考にして下さい。)
 そして、お彼岸のお中日は「時正の日」ともいわれ、昼と夜の長さが等しいので仏道で尊ぶ中道の精神にもつながり、また太陽も真東から昇って真西に沈むことから西方浄土説と関係づけられて、よい行いを積むべき「修養日」とされています。
 また、彼岸は「日願」にも通じパワースポットのイラストの解説にあるとおり、仏道的には「太陽は東方瑠璃光世界の薬師如来の眉間の白毫から離れて、西方極楽世界の阿弥陀如来の八葉の蓮台に入るといわれております。

照らされる本堂

 

 このお彼岸のお中日(春分の日)には、午前6時から当院のご本尊様と併せて薬師如来様と阿弥陀如来様のご開帳をします。普段は格子戸があったり、ご本尊様が納められている厨子の扉が閉められていますので直接拝むことが出来ませんが、天気に恵まれ写真のように太陽の光が差し込むと、太陽に照らされた神々しいご本尊様を拝むことが出来ます。

 

当日は、ご都合をつけて頂き是非お参りいただきまして幻想的な「二つの太陽」を拝観し、湖面に反射した太陽の光がご本尊様等を光り輝かす光景・スポットライトを浴びたような十一面観世音菩薩様を拝むという貴重な体験をして頂ければと思います。(風がなく湖面が鏡のような状態であればスポットライトのようですが、弱い風が吹いて湖面が少し波立つと当たっている光もゆらぎますのでこれも非常に幻想的です。)

 拝観などが落ち着きましたら、お集まりいただいた皆様と共にお彼岸のお勤めを厳修し、その後甘茶の接待を致します。ご希望があれば内陣にお入りいただき、ご案内も致しますのでお声がけいただければと思います。
 ちなみに、二つの太陽が拝める時間帯は06時20分位から07時過ぎ位になります。また、お中日以外はご開帳をしませんが天気に恵まれれば「二つの太陽」は拝むことが出来ますので多くの方々のご参拝をお待ち申し上げます。
天の氣に恵まれますことを祈念して。

合 掌